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Kim, Y.*; 岡 眞; 末永 大輝*; 鈴木 渓
Physical Review D, 107(7), p.074015_1 - 074015_15, 2023/04
被引用回数:2 パーセンタイル:50.35(Astronomy & Astrophysics)重いクォークを1個含むバリオンは重クォークとダイクォークの束縛状態として記述できる。本研究では、ダイクォークのカイラル有効理論に基づき、ダイクォーク間のパイオン結合による遷移を模型化して、重バリオンの崩壊確率に関する研究を行った。
Kim, Y.*; 岡 眞; 鈴木 渓
Physical Review D, 105(7), p.074021_1 - 074021_17, 2022/04
被引用回数:16 パーセンタイル:93.07(Astronomy & Astrophysics)重いクォークを二個含むテトラクォーク(ダブルヘビーテトラクォーク)は深い束縛状態として存在する可能性があり、理論的・実験的に昔から注目されてきた。さらに、残りの二個の軽い反クォークはダイクォーク構造が発達している可能性があり、軽いクォークに寄与するQCD真空の理解に役立つという意味でも興味深い。本研究では、カイラル対称性を尊重した(軽い)ダイクォーク自由度を含むポテンシャル模型を用いて、ダブルヘビーテトラクォーク (、ただし、, )の質量スペクトルを調べた。特に、, , テトラクォークを二個のヘビークォークと一個の反ダイクォークから構成される三体系として記述し、三体ポテンシャル模型を解くことにより質量スペクトルを求めた。この解析により、は束縛状態として存在するが、とは(深い)束縛状態として存在しないことを予言した。さらに、カイラル対称性が(部分的に)回復した状況における(ダイクォーク質量変化に伴う)テトラクォークの質量変化の予言も行った。
Kim, Y.*; Liu, Y.-R.*; 岡 眞; 鈴木 渓
Physical Review D, 104(5), p.054012_1 - 054012_18, 2021/09
被引用回数:12 パーセンタイル:73.22(Astronomy & Astrophysics)本論文では、スカラー及びベクトルダイクォークのカイラル有効理論を線形シグマ模型に基づいて構成する。有効理論の主な適用として、チャームまたはボトムクォークを1個含むシングルヘビーバリオンの基底状態と励起状態を記述する。ヘビークォーク()とダイクォーク間の2体ポテンシャルを用いて、ヘビークォーク・ダイクォーク模型を構築し、, , , バリオンの正パリティ及び負パリティ状態のスペクトルを求める。ここで、有効理論に含まれる質量や相互作用パラメータは、格子QCDから得られたダイクォーク質量やヘビーバリオンの実験値を用いて決定される。結果として、擬スカラーダイクォーク質量の逆ヒエラルキーに起因して(フレーバー)の負パリティ励起状態のスペクトルが、とは異なる振る舞いを示すことを示す。一方で、, (フレーバー)のスペクトルは、と同様である。さらに、我々のヘビークォーク・ダイクォーク模型による結果と実験値やクォーク模型による結果との比較を議論する。
Kim, Y.*; 肥山 詠美子*; 岡 眞; 鈴木 渓
Physical Review D, 102(1), p.014004_1 - 014004_9, 2020/07
被引用回数:17 パーセンタイル:75.31(Astronomy & Astrophysics)カイラル対称性に基づく有効理論を、現象論的なクォーク模型の閉じ込めポテンシャルと組み合わせることにより、ヘビークォークを1子含むバリオンの質量や構造の予言をおこなった。とりわけ、ダイクォーク質量の逆ヒエラルキー効果がチャームおよびボトムバリオンの質量準位に反映されることを予言した。
原田 正康*; Liu, Y.-R.*; 岡 眞; 鈴木 渓
Physical Review D, 101(5), p.054038_1 - 054038_11, 2020/03
被引用回数:16 パーセンタイル:73.39(Astronomy & Astrophysics)カイラル対称性に基づく有効理論を用いて、ダイクォークおよびそれを含むヘビーバリオンの質量や構造の解析を行った。特に、有効理論における軸性アノーマリーの効果について新しい知見を得た。
岡 眞
no journal, ,
最近実験的に発見されたマルチクォークハドロンの構造やダイナミクスで重要な働きをする成分としてダイクォークがある。ハドロンのカイラル対称性にもとづいてダイクォークの有効理論を構築し、そのダイナミクスを格子QCDなどの助けにより普遍的に決めることにより、マルチクォーク状態の構造を統一的に理解する試みについて講演を行った。スカラー・擬スカラーダイクォークをまず取り上げて、具体的にカイラル表現を当てはめて、カイラル有効ラグランジアンを書き下した。その結果、2種類の質量項が与えられ、カイラル対称性の破れに起因する質量とそれ以外の部分に分けることができた。格子QCDのダイクォークスペクトルを用いると、この両者を独立に決定できることを示した。有効ラグランジアンにさらにベクトルダイクォークも加えることで更に新しいカイラル有効理論が生まれることを示した。
岡 眞; 原田 正康*; 鈴木 渓; Liu, Y.-R.*
no journal, ,
カイラル対称性に基づく有効理論を用いて、ダイクォークおよびそれを含むヘビーバリオンの質量や構造の解析を行った。特に、有効理論における軸性U(1)アノーマリーの効果について新しい知見を得た。
岡 眞
no journal, ,
ヘビーバリオンにおけるダイクォークの役割についてのレヴュートークを行う。カイラル対称性に基づく有効理論を用いて、ダイクォークおよびそれを含むヘビーバリオンの質量や構造の解析を行った。特に、有効理論における軸性U(1)アノーマリーの効果について新しい知見を得た。
岡 眞
no journal, ,
クォーク2個の相関を表すダイクォークのカイラル有効理論を構成し、これを用いてヘビーバリオン,ヘビーテトラクォークのスペクトルと崩壊を解析した。